CosmosBlueのブログ

日々のよもやま話を徒然と

PR-S300SE GV-ONU 故障交換(2024/05/04)

2013年から使用しているリユース機(2009年製)のPR-S300SE GV-ONUが故障しました。ひかり電話とインターネットが使えず、フレッツTVだけが視聴できる状態です。コラボ事業者のドコモに交換修理を依頼して、40時間後にNTT東日本から代替品のPR-600MI GV-ONU(新品)が届きました。

PR-S300SE GV-ONU 故障状態

故障状態のランプを見るとアラームが赤点灯、UNIが消灯なので、この時点でルーターとして機能していません(PCやスマホはリンクダウンしており192.168.1.1にも入れません)。また、ひかり電話は緑点灯なのに全く使えません。逆に映像出力は赤点灯なのにフレッツTVは見られます。フレッツTVが視聴できているということは光回線自体に問題は無く、ホームゲートウェイの故障と推測できます。

このホームゲートウェイは光信号から放送データに変換するためのGV-ONUが組み込まれた機種で、同軸ケーブル端子と映像出力ランプがあるのが特徴です。フレッツTV契約者には必ずGV-ONU(または一体型のホームゲートウェイ)が設置されます。

GV-ONUまたはGV-ONU一体型ホームゲートウェイはNTTのレンタル提供しかありません。故障の場合はコラボ事業者に修理依頼を行い、NTT東日本または西日本から代替品がレンタル提供されることになります。レンタル提供物はNTT資産であり故障交換の際にユーザーは機種を指定できません。しかし、いかに電気通信品質といえども設計耐用は超えているであろう300系リユース品が届くことは無いでしょう。

ネットを見ると2021年以降はPR-600に交換されるケースが多いようです。しかし中途半端に400系や500系リユース品が来たら嫌だなと思っていました。機器や部品の劣化はレンタルなのでそれほど気にしないのですが、自分は虫チキンなのでどこかのトコジラミまでリユースされたらと思うと気が気じゃありません。

NTTのネットワーク機器をリファービッシュしている子会社「NTTロジスコ」のサイトを見ると、ドライアイス洗浄や超音波洗浄のラインがあるので、さすがに虫は心配ないと思いますが、自分のようなチキンが中古品を受け入れるには相当の覚悟が必要です。

しかし嬉しいことに、届いたのはPR-600MI GV-ONUでした。外装には「リユース」を示す表示は無く、リユースである旨の書類もなく、本体にリユースをアピールするシールもありません。

PR-600MI GV-ONU 外装

PR-600MI GV-ONU 開封

製造年月は2023年11月

製造年月が2023年11月なので約半年前のものになりますが、まあ、さすがにリユースではないと判断できます。よって新品と判定し、安心して設置することにします。

交換手順はフレッツ公式などの説明を見れば簡単に出来ます。実作業をしてみて自分的に見解を加えると以下のような感じです。

  • 旧機は電源コードを最初に抜けば後の抜線順は気にしなくて良い
  • 新機は電源コードを最後に挿せば前の挿線順は気にしなくて良い
  • 壁側光コンセントから光ケーブルを抜く理由は良く分からないが抜くと作業しやすい
  • 光ケーブル挿入は微妙に入った感触が来て更に押すと「カチッ」音がして入る
  • 新機の電源を入れたら自動で何かやるので30分くらい放置してから確認する

全ての配線を済ませて新機の電源ケーブルをコンセントに差し込むだけで、インターネット、ひかり電話、フレッツTVが復旧しました(新機の電源を入れるだけで本当に他は何もしていません)。

我が家のプロバイダー契約はV6プラスなので、ユーザーIDやパスワードという概念がありません(IPv6アドレス自体で認証)。このため回線に紐づいたV6アドレスがプロバイダー側からホームゲートウェイへ落ちてくれば、即インターネットが利用可能になります。通常のV4契約の方はユーザーIDやパスワードを自分で設定する必要があります。

また、新機が最初に起動した際に処理集中するのがイヤだったので、家中のWiFiルータ(ブリッジ接続)はあらかじめ電源を切断しておき、新機の正常稼働を確認してから電源投入するようにしました。

端子ボックスに収まったPR-600MI GV-ONU

あとは同梱されてきた回収バッグに旧機と電源アダプター・コードを入れて、同じく同梱されてきた着払伝票に住所・氏名・連絡先を記入して貼付し、コンビニへ持ち込めば終了です。

回収バッグに入れる前に、可能であれば旧機を初期化した方が良いでしょう。本体の初期化ボタンをボールペンやSIMピン等で押しながら電源を入れると初期化が始まります。自分のPR-S300SEは何度やっても初期化シーケンスが起動しませんでしたので、初期化は諦めてそのまま返却しました。


コラボ事業者(ドコモ)への修理依頼の流れ

ここで、故障発生から代替機到着までの時系列を簡単に見ていきます。

  • (5/2 19:00)故障発生 インターネット不通、ひかり電話不通
  • (5/2 19:50)電源断と再起動を何度か試すが状況変わらず
  • (5/2 20:00)ドコモ113のAIに音声で回答(最終的におたすけロボットが案内される)
  • (5/2 20:30)おたすけロボットで回線診断(回線に問題があると判定)
  • (5/2 20:40)おたすけロボットでPR-S300SEを5/4午前中に配送指定
  • (5/2 21:00)GV-ONUではなくノーマルのPR-S300SEを指定した事に気付く
  • (5/2 21:10)キャンセルして回線診断からやり直すも今度は「問題が特定できない」
  • (5/2 21:20)おたすけロボットにPR-S300SE GV-ONUのランプ状態を入力して連絡待ち
  • (5/2 21:30)ひかり電話が使えないのに連絡先を固定電話にした事に気付く
  • (5/2 21:40)再度おたすけロボットでキャンセルして回線診断からやり直す
  • (5/3 03:00)夜間連絡可にしたのでNTT東日本から連絡あり(サイレントモードで気付かず)
  • (5/3 07:20)こちらから着歴のNTT東日本故障受付へ連絡(折り返しの連絡待ちになる)
  • (5/3 07:50)折り返し連絡があり経緯を説明(GV-ONUの配送修理になる)
  • (5/3 18:50)ヤマト運輸からお届け予定メールが来る(メンバーズ登録してるから)
  • (5/4 11:00)PR-600MI GV-ONUが到着

修理オーダーの間違いを2回やらかしています。最初はPR-S300SEを見つけて反射的にポチッとしてしまいました。同軸ケーブル端子が付いたのはPR-S300SE GV-ONUという別品目なので注意しましょう。

2つ目の間違いは連絡先です。回線情報から自動的に固定電話番号が連絡先に入力されているので、何も考えずそのままOKにしました。しかし「今ウチひかり電話が使えてないやん」ということでこれもキャンセルし、携帯番号で修理依頼を再入力。

翌朝にNTT東日本故障受付と話しをすると、最初に間違えたPR-S300SEの配送修理オーダーは生きているとのことで、その場でキャンセルにしてもらい、PR-S300SE GV-ONUの配送修理に変更して頂きました。朝も早かったので到着はキャンセル前と同様の5/4午前中で大丈夫とのことでした。

オペレーターレスの故障申告では失敗ばかりでしたが、NTT東日本故障窓口のオペレーターさんと話をした際はものすごい安心感がありました。やっぱり人の方が良いですよね。


今回、故障発生から代替品の設置回復まで42時間程度ネットレスになりました。水道や電気のように、あって当たり前だった環境が断たれると、たかだか2日弱でも不便さを痛感します。もちろんスマホは4Gでネット出来ていましたが、何をやるにもスマホの小さな画面では厳しいです。PCからスマホテザリングを使用する手もありますが、今度は携帯料金(ギガの消費)が気になってきます。やはりPCが光回線に接続できないのは困りものです。

これが平日の出来事であれば在宅勤務もままなりません。GW中で旅行予定もなかったのが幸いし、また、派遣修理ではなく配送修理で済んだことで早期に解決出来ました。