CosmosBlueのブログ

日々のよもやま話を徒然と

Windowsスポットライトが頑なに変わらない件

Windowsのログイン画面(ロック画面)に美しい画像をランダムに提供するWindowsスポットライト。何の前触れもなく突然デフォルト画像に固定されてしまうことがあります。過去、Windows起動時にネットワーク接続出来なかった際に発生したりしましたが、2024年5月例月アップデート後にこれが頻発するようになりました。

(嘲笑うかのように出てくるデフォルト画像)

一度目は5月アップデートに伴う再起動の後、二度目はBIOSをいじって再起動した後、三度目はサインアウトした瞬間と、どうにも解せない停止に見舞われてしまいました。

Windowsスポットライトの突然停止は昔からある事象で、解決策もある程度確立されています。ネットを検索すればそれらには容易に辿り着けるので、ここでは、やることやったにも関わらず全く動作しないケースについて書きます。

それはどんなケースかというと「解決手順に基づいて画像キャッシュを削除したが、何度再起動しても何分待っても新しい画像キャッシュが獲得できない」のでWindowsスポットライトがデフォルト画像のままというケースです。

具体的には何度手順を実行しても以下のAssetsフォルダが空のままというケースが該当します。

C:\Users\<username>\AppData\Local\Packages\Microsoft.Windows.ContentDeliveryManager_cw5n1h2txyewy\LocalState\Assets

また、翌日とか何日後とか1カ月後とかに突然復活するという話も耳にします。この場合は気付かないうちに上記フォルダに画像がダウンロードされています。

さて、このContent Delivery Managerは何を契機に動作しているのかが気になります。自分で能動的にスポットライト画像をダウンロードできればすぐに直るんじゃないか、と誰もが考えると思います。自分もコレを考えました。

結論を言うと、Windows Update「更新プログラムのチェック」の実行と連動しているようです。チェックを実行した結果、更新できるパッチが皆無でも構いません。「更新プログラムのチェック」を実行すること自体がスポットライト画像のダウンロードにつながっています。

更新プログラムのチェック

ただし、(日本時間で)その日の更新プログラムチェックが一度終わっている場合は何も起きないので、午前0時になってから(あるいは翌日に解決手順をやり直してから)更新プログラムをチェックしてみてください。

午前0時に更新プログラムをチェックしてダウンロード成功

空のAssetsフォルダをエクスプローラーで開いたまま「更新プログラムをチェック」でスポットライト画像がダウンロードされるかどうかを3日間に渡って三回モニタリングしてみました。三回とも更新プログラムチェック中にスポットライト画像がフォルダに生成されたので、能動的な契機はこれでほぼ間違っていないと思います。

通常は、ロック画面をWindowsスポットライトに変更した時、日々のWindows Update動作時にスポットライト画像をチェックしていると推測します。しかし、何らかの不具合によりWindowsスポットライトの動作が停止し、当日中にはどうしようもない状況が生まれる場合があります。また、コンテンツ配送サーバーが返事を返さないということも稀にあるのかもしれません。

0時過ぎの「更新プログラムをチェック」でも画像が落ちてこない場合は、ロック画面の設定を「画像」に戻してからシャットダウンしてぐっすり寝てしまいましょう。翌日に起動したら設定を「Windowsスポットライト」へ変更すると数十秒後にあっさり直ることもあります。