CosmosBlueのブログ

日々のよもやま話を徒然と

HHKB Professional HYBRID Type-S

会社で在宅勤務用のキーボードを買ってくれました。メンバー全員同じもので合わせたので希望は聞けないとのことでしたが、到着したのはなんとキーボード界最高峰のHappy Hacking KeyboardのProfessional HYBRIDです。

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HHKB Professional HYBRID

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箱側面

いやあ、これは会社としては大ヒットですね。

年度末でリッチな企業さんあたりが予算消化で買い漁っているのか、会社の指定販社では何もかもが在庫切れ。で、販売元からの直送で販社在庫関係ないPFUのHHKBにしたとのこと。なるほどです。

では開けてみます。

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開封したところ

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中身を取り出したところ

BluetoothもしくはUSB-C(USB 2.0)で接続できます。

自分はBluetooth接続にしたいので電池を入れていきます。電池は付属の単三2個を使用します。

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裏蓋を開けて電池を入れる

背面にある電源ボタンを1秒以上長押しするとペアリングモードになります。ここでWindows側のBluetoothでデバイスを探せば発見できます。画面に表示されたキーコードをHHKBから入力すればペアリング完了です。簡単です。

と思いきや、PCのスリープを解除しようとキーを押しても全く反応しません。このProfessional HYBRIDは30分何も入力しないとHHKB本体が電源Offしてしまいます。この場合、HHKBの背面にある電源ボタンを1秒押しして電源Onにしないと動きません。

面倒くさい・・・でも裏面にあるDIPのSW6をONにするとこのパワーセービングは無効になります。

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裏面のDIPスイッチ

ところがこれにも罠があって、パワーセービングを無効にすると通常使用で1~2か月しか電池が持たないというのです。SW6-ONで使用している方々はエネループユーザーが多いようです。そこで正直こう思いました「なんだよK380の方がいいじゃねえか」。

K380は単四2個で最大2年も持つのに何故こんなに消費電力が大きいのか調べてみると、Bluetoothの省電力が下手な訳ではなく、この至高の打鍵感に必要な静電容量無接点方式というのが、他の接点を持つ方式に比べて大きな電力が必要ということのようです。なので単純にLogicoolと比較するのも無茶なのかもしれません。

で、試しに電池を抜いてUSB-A to CのケーブルでHUBにつないでみると、なんと接続はBluetoothのままで動いています。Bluetoothに接続した後にUSB接続にすると、電力のみUSBから給電してBluetoothで動くようです。USB-Aの方(ホスト側)をPCに接続したHUBではなく、5V1Aの携帯充電器に差し換えても同様にBluetoothで文字を打てていますので間違いありません。この用途ならケーブルにデータ線いらないみたいです。

説明書にも後からUSB接続する場合にUSBへ切り替えるコマンドが記載されていますので、この動作は正常なんですね。でも、意外とこういう仕様って面白いなと思いました。大概はこういう2wayってどちらかを排他使用じゃないですか。

Bluetooth接続で使用し、電池は入れておく。ただし通常はUSBケーブル給電にして電池を消費しない。移動させたい場合は躊躇なくケーブルを引っこ抜く。それでも電池から給電されるので動作を継続できる。というのがこのキーボードを使う自分なりの結論です。なんつーかバッテリー充電式と変わらないですね(バッテリーへたりで全体が寿命というのよりはマシか)。

さて、今はLogicool K380を使用していますが、K380を買う前はというと実はHHKBの廉価版Lite2というのを使用していました。これはHHKBというのは名ばかりのオモチャのようなカチャカチャ機でした(でも7,000円くらいしました)。なのでDELキーが無いとか、Fキーが数字キーと共存している事には何ら戸惑いはありません。

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Professional HYBRIDとLite2

今回のProfessional HYBRID Type-Sは静音仕様ということですが、確かにLite2に比べると間違いなく静かですが、K380の方が静かです。打鍵感はスコスコという感じで、まあ、良くも悪くもないかな。購入した皆さんはこの至高の打鍵感からは決して離れられないと言いますけどもね。ストロークが深いので打ってる感はK380より格段に高いですね。

Lite2と比較して不満なのが上矢印キーの場所です。

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Professional HYBRIDのカーソルキー

Lite2ではカーソルキーは他キーから独立した区画で、キートップも一段低くなっています。Professional HYBRIDではバックスラッシュと右シフトに挟まれたフツーのキーとして上矢印が混じっています。なので左・下・右矢印に指を置くと、上矢印への指移動がキーに引っかかるのです。また、上矢印だけを押したい時に、タッチタイピングではダイレクトに探せない感じです。結局、自分は三つ指を左下右に一旦移動して中指で上キーを探す感じになります。

そしてもう一点この金額でかぁ・・と思った不満として、フレーム全体が微細に歪んでいるような気がしました。というのも水平のテーブルに置くと向かって左前の下(左Fnキーの下)が浮いていました。テーブルの場所を変えても同様で、左Fnキーを押すと全体がカタッと傾きました。なので左前と右上を持って弓なり曲げ方向でフンっと力を入れてみたら「パキッ」という小さな音と共に水平になりました(何かを失った可能性については考えないことにします・・)。

また、スタンドを立てないで平置きで使うとMキーやCキーを打った時にバイィーンと何かが響きます。裏面を見ると分かるのですが、あまりクッションゴムの位置が良くありませんし、クッションの厚みもありません。

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純正ゴムクッション(赤囲い)

赤枠で囲ったのが純正のゴムです。自分で黄枠の部分にゴムシートを貼り付けたらMキーやCキーの打鍵で妙な音が響かないようになりました。純正のゴムもなんかショボいんですが、自分で足すなら1mm厚の糊付きゴムシート(ホームセンターなどで売ってます)で純正と高さが揃います。

高いんだからこういうところ手を抜かないで欲しいな・・と思いました。

 

そして、白いLogicool K380に合わせてつい先日購入したばかりのM650。せっかく色を合わせて満足していたのも束の間・・・・

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M650だけが白

M650だけが白・・

 

 

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