CosmosBlueのブログ

日々のよもやま話を徒然と

AQUOS sense6 指紋認証の成功確率を上げる

昨年12月に買ったAQUOS sense6は画面内指紋認証の(おそらく)最終世代かもしれません。最新型はどれもデバイス認証に回帰していて、多くは側面配置または電源ボタン兼用に変わってきています。AQUOS sense6の画面内指紋認証は良い評判を聞くことはなく、実際に使ってみてもダメな時は何度やっても認証成功しない事がよくあります。

ロックを解除するには指紋など使わずに、顔認証(最新アップデートではマスクで顔認証もできるようになりました)でも全然良いのです。ただ、金融・決済系のアプリや各種アカウント管理系は顔認証を信頼しておらず、指紋認証以外の生体認証が使えないものがあります。このため、指紋認証の成功確率が低いのは結構困るのです。

指のコンディションにかなり依存するのだと思いますが、あまりにも失敗が多いと登録方法が良くないのかなと思ってしまいます。そこで試行錯誤した結果、画面内指紋認証の確率を上げる単純な方法を見つけました。単純とはいってもある程度の根気は必要です。

 

多くのサイトでも紹介されている同じ指紋を複数登録する方法に一手間加えるものです。ここでは右手親指を指紋1と指紋2に登録すると仮定して進めます。

  • まず指紋1に親指を登録します
  • 次に指紋2に同じ親指を登録します

ここでテストを行います。画面の指紋位置に親指を置いて認証されるかを確認します。1回や2回ではなく10回くらいは行います。

指紋登録・確認画面

この結果

  • 失敗もあるが指紋1と指紋2はランダムに認証される

こうなった場合はもうこれで親指は成功です。

  • 失敗もあるが認証される場合はほぼ指紋1だ(もしくは指紋2だ)

この場合は認証されにくい方の指紋データを削除します。

例えば認証される場合がほぼ指紋2なら、指紋1を削除して再度指紋1に親指を登録します。そして再度テストを行い、ほぼ指紋1が認証されるようになるまで削除・登録・テストを繰り返します。

無作為に登録した二つの指紋のうち認証されにくかったものをA、認証されやすかったものをBとすれば、成功確率は

B > A

これに対して、新たに登録・削除・テストを繰り返して、ほぼ認証されるようになった追加指紋をCだとすれば、成功確率は

C > B > A

になる訳で、Cの抑えでBがあり、BはAよりずっとマシ(つまりA要らん)、という考え方が出来ます。

同様に次は右手人差し指などを指紋3と指紋4に登録していきます。最後に余った指紋5はここまでに登録した指とは異なる指(例えば左手親指など)を登録しておきます。

 

理論上は無作為に登録した二つの同じ指紋より認証成功確率は上がると思います。特にガラスフィルムを貼った自分のようなケースにおいては、ガラスフィルムの上から登録し直してもほとんど失敗していましたが、この方法で成功確率は各段に上がりました。

あくまでも指のコンディションに依存することに変わりはないので、ダメな時はダメかもしれません。そんな時は指を画面に当てる前にウェットティッシュなどで軽く湿らせると鬼速で認証されたりします。あまり期待せずにやってみてください。